どうも
今回は海外積み立てファンドのリスクとデメリットについて紹介します。
リスクというと多くの日本人は『危険』という認識を強く持っています。
しかしながら、金融の世界ではリスクとは『ある事象の変動に関する不確実性』であり
指標としては資産価格の変動の激しさを表すパラメーターであるボラティリティ(変動幅)を意味します。
簡単にいうと
どのくらい下がるのか、あがるのかが予測できないことをリスクとしています。
この部分は投資において非常に重要な考え方になりますので
ぜひ覚えておいてください。
このリスクを海外積立で考えた場合、運用実績がどの程度上下するのかという「運用リスク」「為替の変動リスク」「保険会社・IFAの倒産リスク」などが主なリスクと言えるでしょう。
『運用リスク』
投資をすると言うことは、ある資金をどこか(投資対象)に投資し、その結果
譲渡差損益・配当などにより資金が増減していくことになります。
ということは、これらの投資対象がちゃんと利益をあげるのかをしっかりと分析をする必要があります。
海外積立の場合は、主に投資対象は複数のファンドに分散投資をするという手法になります。これを「ファンド・オブ・ファンズ」といいます。
ファンド銘柄の組み入れや配分は運用者によって異なりますが、運用者がどのような投資戦略を持っているのか、長期的な戦略も合わせてチェックしましょう。
『為替変動リスク』
これは為替投資であれば必ず考えておかなければなりません。
外貨の積立をするにしても、まずは円を外貨に換えることになります。
仮に1ドル=120円で1万ドルをドル建てにすると120万円必要になります。
しかし、これを償還する際に1ドル=100円の円高になっていれば
100万円となり、20万円損をしているということになります。
海外積み立ては最初に積立通貨を選びます。
商品によって異なりますが、米ドルやユーロ、ポンド、豪ドルなどがあります。
(ちなみに私は香港ドルで積み立てております)
また、長期的な円安を見込んでいるのであれば、外貨建てによる資産価値の増加を狙うことも可能です。
数十年先の為替がどうなっているかなどは誰にもわかりません。
私個人の主観では、日本は徐々に円安傾向になっていくと考えております。
考え方の一つとして、資産の分散として円以外の通貨で所有しておくのは
選択肢としてはありでしょう。
今後も日本に住み続けるのであれば最終的に円で受け取れる円建てという選択もありますし、人によっては観光などで頻繁に訪れる国や海外移住を考えている国の通貨などで資産形成をする選択もあります。
ぜひ、自分のライフプランに合わせて選択をしてください。
『保険会社やIFAの倒産リスク』
他の投資商品でも同様のことが言えますが、発行元の倒産・破綻リスクは必ず存在しています。
海外積み立てファンドに関しては、まず保険会社の倒産リスクが考えられます。
しかし、保険会社はプラットフォームの役割であることから、皆さんが支払った保険料は通常投資先であるファンドで保有されている場合がほとんどです。
また、保険契約者保護などの法律により、時価総額の一部が保証対象になっている場合もあるので確認してみるといいでしょう。
これは保険会社や投資会社によって異なります。
IFA・運用会社についても倒産の可能性はもちろんあります。
しかし、これらは運用の指図を行うだけで、実際には保険会社に支払われた資金を直接抱えることは無いので資金面での心配はいらないでしょう。
しかし、万が一倒産してしまった場合のサポートや運用については
IFAの移管手続きなどが必要になるので、調べましょう。
次回は税金について紹介します。
ほな
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