どうも
今朝の記事の最後に保険会社の個人年金積み立てはおすすめしないと書きました。
私は2017年4月よりとある保険会社からこの個人型積み立てを薦められて始めました。
この時の私は金融リテラシーなんて全くないし、親も保険の営業マンに乗せられてそのまま「お前もやれ」と言われるがままにやってしまいました。。。
保険営業マンはこうやって加入を勧めてきます
《実例》
「定年まで積み立てたら、65歳に一括引き出しで108%で償還されますよ!
さらに、65歳から15年間徐々に引き出すようにすると115%になります!!
銀行預金は0.001%で全然増えませんよ。月々約17,000円からでも積み立てが
できるので、今のうちから積み立てると将来まとまったお金ができますよ。」
「17,000円なら大丈夫ですよね?」
こういった流れで115%という数字に魅力を感じて始めちゃったんですよ
まぁそこから勉強する機会を頂いたりもして10月に思い切って解約してやりましたよ
解約返戻金は積立額の半分位しか還ってきませんでしたが、それでも辞めてやりましたよ
というのも、このまま定年まで積み立てていく方が損すると考えたので。
では、なぜ辞解約しようという決意に至ったか。
それは『資産が増えていると錯覚を起こしているだけで、実際は目減りしているから』です
この記事を読んで頂いていると、よく出てくる言葉がインフレですよね。
正しく、この金融商品はインフレ負けを起こしています。
政府はインフレ目標を2%に設定していますよね?
これを加味すると明らかに償還金額が少ないんですよ。
例えば30歳から月々2万円、年間24万円を30年間積み立てたとします。
すると合計は720万円積み立てることになります。
ここで、この保険で一括でもらおうとすると、720万×108%=777.6万円になります。
でも、毎年2%インフレが起きていると仮定をすると
この720万円が30年後約1,000万円になっていないとインフレ負けするんですよ。
「そんな将来のことわからないじゃないか!」「もしかしたらデフレになるかもしれないし、今もデフレ脱却ってニュースで言ってるじゃないか!」
では、聞きますが50年前の初任給ってご存知ですか?
2万円ですよ。それに比べて今は20万といわれています。
半世紀で10倍ですよ?
この現状を見て、デフレになることは想像しがたいです。
そしてデフレ脱却と言ってますが、これも情報操作ですよね。
何度も言いますが、現在日本はインフレ気味です。
じゃあ皆さんはこの現状を聞いて、この保険で積み立てようという気になりますか?
保険の営業マンが嫌いという訳ではありませんが、彼らも営業です。
ノルマのために商品を売らないといけません。
最終的には当人の判断になりますが、こういった現状を知っているか知らないかで大きく資産の保有額は変わることは理解してください。
来年結婚する後輩が「保険の年金積立はどうなんですか?」と聞いてきたので
「するな!」とばっさり言わせてもらいました笑
やっぱり将来のことを考えるとお金って本当に大切ですよね。
あれだけ興味がなかった後輩がいよいよ不安になり始めたくらいなので。笑
これはいい傾向で、今回を機会にリテラシーをあげていって欲しいですね。
ほな
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